雑記 ウエストワールド
エンタメ:シーズン1を見終わった。
これは感想だけで終わらせるのは勿体無い。
ストッパー:とかいって結局感想だけにするじゃないですか〜〜
エンタメ:いやいやこれは時代が進んでいく程身近になっていく問題も描かれている作品だ‼︎
ストッパー:まあAIが世界トップの囲碁の選手に勝つぐらいですからね。
エンタメ:技術の進歩を見てるとこの「ウエストワールド」は今や近い将来コストをかければ作れないとは言い切れないって段階まで来てると思う。
ストッパー:確かに初代の「ターミネーター」が出た頃は思いもしませんでしたね。
ストッパー:あれで面白いのが初代のターミネーターで標的を捜すシーンで警察署に行って電話帳で確認したとこ。
あの時代ではタイムマシーンは想像が出来ても製作側で携帯電話を超える機械を想像が出来なかった証明だ。
ストッパー:なるほど。
エンタメ:けど今の時代ならウエストワールドも凄いとは思うけど作れないとは到底思えないとまではいかない。
それほど技術の進歩はそこまで来てる。
そうすると次の問題が出てくる。モラルの問題だ‼︎
レビューでも書いたけどまず世界中から批判は来ると思う。作れたと仮定して。
批判は来るけど利用したい富豪層は必ずいると思う。
ストッパー:まあ容易に予想出来ますね。
エンタメ:ウエストワールドはまさに近未来に来てもおかしくないことを描いている。そして考えなければいけない問題も暗示してるといえる。
ストッパー:それは機械の人権的なことですか?
エンタメ:あれだけ精巧に出来たなら人権をさけぶ者が出て来てもおかしくないし、実際に人形と結婚する者が既に存在している。
ならより人間に近いなら尚更だ。
そもそも人間にとって欲望の解放というのは非常に魅力的なことだ。
ゲームでオープンワールドがこれだけ流行ってることが既にそれを証明してるしな。
ゲームのGTAシリーズなんてまさにその典型だしな。
ストッパー:ゲームのGTAシリーズであれだけ売れつつも世間的には叩かられるならそれ以上の熱狂と批判の両方もらいますね。
エンタメ:作中で最初の拠点から離れるほどより刺激的になるって語られた時は天才か⁈って思った。
リアルを追求しつつゲームとしても追求されてるなって。
自分達は絶対に安全なわけだから行かないわけねえだろって。
ストッパー:でも物語が進むにつれ安全神話も崩れてきますよね。
エンタメ:俺としてはそこが人間と機械の違いの個人的な答えだと思うわけだ。
ストッパー:というと?
エンタメ:作中でその答えを聞かれた人間が出した答えは
「生まれたか創られたか」
まあこんなニュアンスだったと思う。それはごもっともなんだ。
けど絶対に安全だから参加したのによりスリルが欲しくてリスクを負うという矛盾な行動をとる人間と基本的にリスクは取らない機械。
これが個人的には人間と機械の違いだと思う。
個人的には機械が合理的判断で人間と敵対するのは恐いとは感じないけど、機械が作中で人間を憎んだ時に人間に苦痛を与えることが合理的判断なしに欲求として生まれた時のことを考えると恐怖でしかないな。
ストッパー:時に人間はリスクより欲求を取りますからね。
エンタメ:しかしこの欲求があるから人間は技術を進化させてきた。
欲求までも機械が手に入れたら人間に勝てる要素はない。
欲求のために人間以上に動力があれば稼働できて、情報収集が出来て手段を選ばない。
ストッパー:なるほどそう言われればそう思えますね。
エンタメ:ウエストワールドの世界は実現してもおかしくない。
けどそこには技術が進めば進むほど身近になってくる問題も抱えている。
お読みいただきありがとうございます。